こんにちは、オンライン英会話 & TOEICコーチの亀本梨絵です。

今回は、TOEICリーディングについて。

前回は、Part5、Patt6について書いたので( ⇒ TOEIC 時間配分 & 解き方のコツ Part 5& Part6)、今回は、Part7長文読解問題についてです。

Part7 、大変ですよね。高校生の時、初めてTOEIC を受けたときは、読んでも読んでも終わらない長文に、頭がおかしくなりそうになったのを思い出します(*_*)

さて、そんな Part7。

全ての問題を解ければ理想ですが、実際には、時間切れで解けない問題も出てきますよね。

TOEICリーディングは、点数が900を超えている人でも、時間が足りないって人もいるので、時間が足りないことは仕方ないです。

そこは開き直って、心がけて欲しいのは・・

簡単な問題を優先的に確実に解くです。

難しい問題や時間がかかる問題は後回し、です。

他のパートと同じく、わからない問題は、あっさり諦めて捨てることも大事です。

では具体的に、どんな問題が簡単なのか・・?

まず一つ目は、チャット問題。スマホの LINE のような画面の問題ですね。

これは簡単な問題が多いので、時間切れで解けなくなってはもったいない!優先的に解きましょう。

次に、短い文書。短い文書の方が、簡単なことが多いです。ただ、例外もあります。短い文書なのに、難しい単語がいっぱいで内容も難しいってもの。

最初の数行読んでみて、「全然意味が入ってこないー」となった場合は、あっさり諦めて、次の文書に進みましょう。

これは、文書の長さに関係なく、しばらく読んでみて、何の話をしているんだかさっぱりわからないって場合は、思い切って、その文書自体を飛ばしましょう。

意味が分からないまま読み進めても、正解する確率は低いです。

意味が分からないから読むのにも解くのにも時間がかかって、更に正解率も低いという残念なことになってしまうので、他の読みやすい文書を探してそっちを解きましょう。

もし時間が余ったら、飛ばした文書に戻って解けばいいだけです。

また、最初読んだときは、意味がさっぱり分からなかった文書や設問も、あとで戻って読んでみると、不思議とすっきり理解できたりすることがあります。

そんな意味でも、さっぱり分からないものは、飛ばしてしまいましょう。

このとき、とりあえず適当にマークしておくことで、マークミスを防げたり、偶然正解する可能性もあるので、とりあえずマークしてから先に進むのがお勧めです。

次に、設問の解き方について。

長文読解の解き方には、2パターンあります。

1つは、設問すべてに先に目を通して、「どんな内容の文章なのか?」を予想して、答えの箇所を探しながら本文を読む方法。

これは、ある程度英語力がついた人にお勧めです。

というのも、まだ英語に慣れていないうちは、文章を読むのに必死なので、せっかく最初に読んだ設問も、本文を読んでいるうちに忘れてしまうから。

最初のうちは、本文を読み終わってから、設問を読む

わかるものは、そのままマーク。

「どうだったかな?」って自信がないものは、答えが書いてありそうな箇所をもう一度読んでみる。

答えがどこに書いてあるのかわからない場合は、さっきと同じです。

その問題は、考え込まないで、テキトーにマークして、次に進みましょう。

しつこいようですが、わかる問題を見つけて、その問題を確実に答えるのが大事です。

「時間切れで、簡単な問題が解けなかった(*ノωノ)」

ってことがないようにしましょうね。

ただ、この「本文を先に読んでから、設問に答える」パターンの場合、

例外があります。

それば、3つの文書を読んで答えるトリプルパッセージ問題。

これは、3パッセージを読んでいるうちに、最初に読んだ内容を忘れてしまう可能性がある。

そして、一気に3パッセージ読むのは大変!ってことで、

まずは、1番目と2番目の文章だけを読んで、設問に答えましょう。

そして、

その2つの文章だけでは答えられない問題に出くわしたら後回し。

2つの文章だけで答えられるものを先に解きます。

最後に、3つ目の文章を読んで、さっき飛ばした、3つ目の文章内容が必要な設問を解きます。

次に、比較的簡単なので、優先的に解いてほしい設問について。

The word “conditions” in paragraph 1, line 4,

is closest in meaning to

(A) qualities (B) transactions (C) requirements (D) offerings

(公式 TOEIC Listening & Reading 問題集2より引用?)

同じ意味の単語を選ぶ問題です。

単語意味を知っていれば数秒で解けますね ^^

時間が足りなくなった場合、このタイプの問題を見つけて、素早く解きましょう。

逆に、たとえ1問目に出てきても、最後に解いてほしいのが・・

In which of the positions, ?[1], [2], [3],and [4] does the following sentence best belong?

という、設問です。

提示された文が、本文中のどこに入るのか、を問う問題。

この問題は、例え1問目に出てきても、他の問題を解いてから最後に答えましょう。

文章全体の流れを考えて解くため、時間がかかってしまいます。

また、この一文挿入の問題は、上級者でも難しい問題なので、まだ初心者で時間が全く足りない人は、「このタイプの問題は捨てる」って姿勢でもOKです。

最後に、私がまだ、リーディングの時間がギリギリだった頃に、やっていた解き方の順番を紹介しますね。

リーディングが始まったら、Part 5とPart 6は飛ばして、Part 7から解き始めます。

そして、30分経過したら、Part 5とPart 6に戻ります。

Part 5とPart 6は、合わせて20分以内に解きます。

その後、またPart 7に戻って残りを解きます。(残り25分の状態ですね)

なぜこうするのか?というと・・

Part 7って、延々と長文を読まなきゃいけなくて、集中力切れそうになりますよね。

「もう英語、読みたくない~(*ノωノ)」って気分になったり・・。

途中で、Part 5、Part 6を間に入れることで、気分転換になります。

不思議なことに、最初わからなかった問題も、Part 5、Part 6の後に戻ってもう一度見ると、簡単に解けたりするんです。

以上、

TOEIC リスニング 長文問題の解き方のコツを書いてきましたが、

大事なのは日ごろのトレーニング。

スラッシュリーディング(⇒ スラッシュリーディング)や、音読(⇒ 【音読】必ず英語力があがる正しい音読)で、「英語を速く正確に読む力」を鍛えておいてくださいね ^^