前回は、

TOEIC スコア別の勉強方法を紹介しました。

(⇒ TOEIC スコアアップのためのスコア別お勧め勉強法)

TOEIC は、

英語力を上げればスコアは自然と上がるもの。

でも、解き方のコツを知っておけば、

より点数が取りやすくなるのも事実。

2016年5月に新形式に変わって、

「小手先にテクニックでは正解できなくなった」

なんて意見もありますね。

でも実際、解く順番や時間配分など、

知っておくと得なこともまだまだあります。

今回は、そんな情報を、

パート別にお届けしますね ^^

では、さっそく Part 1 から。

Part 1 写真描写問題

A、B、C 3つの英文が読まれ、

写真を正しく描写しているものを選びます。

ここで必ず必要なのが、

英文が読まれる前に、写真を見ておくこと。

特に、人の動作持ち物

モノの状態位置などをチェックしておいてください。

音声が流れ始めてからチェックするよりも、

事前にチェックしておく方が断然有利です ^^

そしてもう1つの、Part 1のポイント。

あなたは、Part 1で、

答えをマークするするのはどのタイミングですか?

TOEIC 会場で受験するたびに、

いつも不思議に思うのが、

みんな、C の英文が読まれ終わった後に、

答えをマークしているんですよね。

例え、正解が A のときも B のときも。

これって、

時間がもったいないと思うんです。

Part 1では、写真の事前チェックが必須。

C の英文が読み終わった後にマークしていたら、

その分、

次の写真を見る時間が、少なくなってしまいます。

英文が流れ始めるときには、

写真の状態を確認し終わっているのが理想です。

そんなわけで、私のお勧めの解き方は・・

A を聞いて、

「これが正解だ!」

って思ったら、もう A をマークします。

B と C は、

確認のために聞くだけなので、

気が楽です。

A を聞いて、これは正解じゃなかったら、

B を聞きます。

「あ、B が正解だ!」

て思ったら、すぐに B をマーク。

C は、確認のために軽く聞きます。

じゃ、 A も B も正解じゃなかったら・・

B を聞いて、

「これも違うなぁ・・」

って思ったら、

もうその時点で、C をマークします。

そして、C は確認のために、

軽く聞きます。

こうすると、

気分的に余裕が出てきます。

それにさっきも書いたように、

C が読まれ終わったら or C が読まれてる途中から、

次の問題の準備ができる ^^

次の問題の写真を見て、

人の行動と持ち物。

モノの状態や位置などを確認しておきましょう(*^^)v

ちなみに、Part1では、

「A folder is being selected.」のような、

受動態の現在進行形が、毎回出ています。

受動態の進行形が不安な人は、

復習しておいてくださいね ^^

次に、Part 2。

質問文に合う応答文を選ぶ問題。

これもPart 1と同じく、1センテンスずつなので、

うっかりしていたら、聞き逃してしまう・・

音声が流れる前の、心の準備が大事です。

特にこの質疑応答問題は、

問題文の最初の3語がものすごく大事!!

「Where did he ~?」だったら、

「Where」なのか 「When」なのかで、

選ぶ回答が変わるし、

「did」か「does」か「will」なのか、

でも回答は変わりますよね。

同じく、主語が「he」か「you」かでも、

変わってきます。

最初の数単語を聞き逃してしまうことで、

例え、後ろがきれいに聞き取れたとしても、

正解を選べなくなってしまうんです。

というわけで・・

問題文が流れる瞬間は、

特に集中して聞いてください。

「前の設問で迷って考えていたら、

最初を聞き逃してしまった・・(*ノωノ)」

なんて、絶対にダメですよ。

わからないときは、

潔くあきらめましょう ^^

その問題は、

今、自分が目指しているレベルよりも

高いレベルの問題かもしれません。

難しすぎる問題は、

テキトーにマークして、

次の問題文を聞き取る準備をしましょう。

次に難関のPart 3と Part 4。

Part 3では、2人 or 3人での会話、

Part 4では、1人の人が読むアナウンスを聞いて、

その内容に関する設問に答えるもの。

ここは、

次々と流れる長文を聞き続けなければならない・・

更に、問題用紙に記載されている、

設問文や選択肢の文も読まなければならない(*ノωノ)

てことで、大変なパートです。

ま、そんな大変なパートなのですが、

このパートにも、

負担を軽くするコツがあるのでご安心を(*’▽’)

人によりますが、問題文の先読みをする方が解きやすい人もいます。

英文が流れる前に、

問題文を読んでおきます。

このとき、

選択肢は読まなくて大丈夫です。

問題文を読むことで、

どこを聞き取らなければいけないのか、

がわかります。

例えば、

テーマパークでのアナウンス。

「チケットがある人は1番カウンダーへ。

予約のみでチケットがない人は2番カウンター。

予約をしていない人は、3番カウンター、

キャンセル待ちの人は4番カウンターへ・・」

なぁんて、

カウンター番号がたくさんある場合。

全て覚えるなんて不可能ですよね。

これ、日本語でも無理・・。

こんな問題は特に、

問題文の先読みしておくと楽ですよね

問題文が、

「予約していない人はどこに行けばいい?」

だったら、

「People who don’t have a reservation・・」

って聞こえたときに、

「あっ!ここだ!」

って確実に聞き取って、マークすれば OK。

また、問題文の主語も大事です。

「What does the woman suggest?」

だったら、女性の発言に答えがあるはず。

間違って、

男性が提案したことを答えないようにしましょう。

これも、先読みで防げますね。

それから、

今回の改訂で新たに加わった図表問題。

この図表も、先にちらっと見て、

どんなことが書いてある図表なのか、

を把握しておいてくださいね。

ちなみに、図表問題は簡単なので、

正解できる可能性が高いですよ ^^

ここで、

「問題文を読む時間がない」

って声が聞こえてきそうなので、

それについて書きますね。

リスニング力が上がってくると、

英文を聞きながら、

答えが聞こえたところでマークをする、

ってことができるようになってきます。

そうなってくると、

先読みは完璧にできるようになるのですが、

それがまだできないうちは・・

問題の取捨選択が大事。

上で書いた通り、

TOEIC には、

難しい問題と簡単な問題が混在しています。

自分が解けるレベルの問題を、

確実に解くことが大事です。

Part 3、Part 4では特に、

TOEIC 高得点者でも悩む難問も多いんです。

なので、

わからない問題は、適当にマーク。

次に備えて、問題の先読み。

で、正解率を上げましょう。

特に、

「Why does the woman say,

“How could you miss this?”」

のように、

問題文に””が入っている問題は、

新TOEIC で新たに加わった、

「話者の意図を問う問題」です。

これは、難問のため、わからなければ無視して大丈夫。

他で点数を稼ぎましょう。

最後に、リスニング全パートに共通するのが・・

各パートの最初に流れる directions は、

聞かなくて大丈夫ということ。

directions が流れてる間は、

写真を見る or 問題文の先読みの時間に当ててくださいね。

また、TOEIC 会場に向かう途中や、

TOEIC 会場で試験が始まる前は、

ずっとイヤホンで英語を聴いて

耳を英語に鳴らしておいてください。

特にお勧めなのは、

TOEIC 公式問題集の CD 。

実際の TOEIC 試験のナレーターとほぼ同じ人なので、

話者の発音にも慣れることができてお勧めです。

というわけで、

リスニングパートの解き方のコツでした。

次は、リーディングパートについて ^^

TOEIC 時間配分 & 解き方のコツ Part 5 & 6