英語のリスニング力とスピーキング力を上げる勉強法と言えば、
「シャドーイング」!!

今はどこの英会話学校でもセミナーでも、
シャドーイングを推奨されますよね。

でも、実際シャドーイングを正しくできている人は、
少ないもの。

今日は、正しいシャドーイングをするための進め方を
丁寧に説明します。

2種類のシャドーイング

シャドーイングには、2種類あるのをご存知ですか?

1つは、「音を意識したシャドーング」
英文の意味は考えずに音を真似することに集中します。

これにより、英語の聞き取り力向上発音がよくなる
という効果が期待できます。

聞き取れない箇所は、自分の発音が音声と違うから。
音声と同じように言えるようになると、
聞き取れるようになります。

ではまず、音を意識したシャドーイグの進め方から。

★音のみを意識したシャドーイング★
使われている単語や文法がきちんと理解できている音声で行う。

【音を意識したシャドーイングの前に】
①音声変化(つながる音など)に注意して、音声を何度か聞く。

②音声変化、抑揚、息継ぎなど完コピ目指して、音声と同じように言う練習。
まずは、1文ごとに止めながら練習。

③できるようになったら、オーバーラップ。
オーバーラップとは、音声と同時に発話し音声とぴったり合わせて読むこと。
スピードやつながる音などの音声変化を同じにしないと音声よりずれてしまう。
まったく同じように被せる意識で行う。

この時点では意味は考えない。音を完コピすることに集中

【音を意識したシャドーイングのやり方】
難しい場合はまず、1文毎に練習して、できるようになってから通しでやるのもOK。

①音声再生スピードが変えられる場合は、
まずは、「遅い」速度で文を見ながらシャドーイング。

音声を聴いて認識したら真似してすぐに口に出す
その結果、音声より少し遅れて言うことになる。
読むのではなく、耳に集中
。聞こえたものをそのまま口に出す。

②できるようになったら、「普通」速度で文を見ながら。このときも、音を真似することだけに集中。

③「遅い」速度で、文を見ないでシャドーイング。音を真似することに集中。追いつけない箇所は何度も声に出して練習して、言えるようになってから再チャレンジ。
正しく言える音は聞き取れるので、同じように言えることが大事です。
※「暗記して言う」と勘違いしてしまわないように注意。
毎回新しい音声を聞くつもりで、抑揚や息継ぎ、音声変化を完コピするつもりで。

④「普通」速度で、文を見ずにシャドーイング。
言えない箇所は、まずは音声変化を再現できるスピードでゆっくりと発音練習。言えるようになったら徐々にスピードを上げて言ってみる。
言えるようになったら、シャドーイング再チャレンジ。

★構文、意味を意識したシャドーイング★
音を意識したシャドーイングができるようになったら、構文、意味を意識したシャドーイングに移る。

①「遅い」速度で、文を見ずに意味を考えながらシャドーイング。
コツは、スピーカーになったつもりで。感情を込める。
ジェスチャーが出てしまう感じ。
ここまでできるととても効果があります。

②「普通」速度を使用。文を見ないで意味を考えながら、シャドーイング。
何度もやることで効果が上がります。
ここまでできたら、完成です(^^)/

レベルが上がってくると、初めて聞く音声でも、
文を見ないでシャドーイングできるようになりますが、
初めはなかなか大変だと思うので、
数日かけて最後まで仕上げる意識でOKです。