こんにちは。
TOEICトレーナーの亀本梨絵です。
今日は文法の解説をしていきます。
今日解説する文法は『分詞』です。
苦手な人多いですよね。
でも、分詞はTOEICで、かなり出てきます。
特に長文読解で
分詞は頻出するので
ぜひ習得して欲しいと思います。
▼動画で見たい方はこちら
名詞+~ing 「~している名詞」
名詞+~ing の分詞とは?
では早速例文を見ていきましょう。
〈The woman standing over there is our new boss.〉
この文の主語どこまでか分かりますか?
[The woman]女性
どんな女性かというと
[standing over there ]
そこに立っている女性は
[is our new boss]
私たちの新しい上司です。
この文の主語がover there
The woman standing over there / is our new boss.
ここまでだってことが
分からなかった場合
この文の意味をつかむのは
難しくなってしまいます。
英文を読むときは
どこが主語でどこが動詞なのか
これを把握してください
って私は言ってるのですが
分詞が入った瞬間に
どこが主語なのかわかんなくなってしまう
って人がたくさんいらっしゃるんです。
なので
The woman standing over there / is our new boss.
[over there]までが主語。
これを見抜くのが大事です。
じゃぁ、どうやって見抜くのか
っていうと
[standing]ここが分詞だってことが
見抜けるかどうかがポイントです。
分詞とは、<関係代名詞+be動詞> の省略
分詞が苦手の人は
関係代名詞+be動詞の省略
って考えると分かりやすいです。
関係代名詞とbe動詞を補うと
〈The woman who is standing over there is our new boss.〉
これだと分かりやすくないですか?
関係代名詞whoがあるので
who以下が前の名詞 The woman を修飾している。
[The woman]女性
どんな女性かというと
[who is standing over there]
そこに立っている、女性、です。
その女性は
[is our new boss]
私たちの新しいボスだ、です。
わかりやすいですよね。
関係代名詞のルールとして
関係代名詞はbe動詞とセットになると
省略できるっていうのがあるんです。
今回は
who isの部分が
関係代名詞whoとbe動詞isがセットになっている
なので、ここが省略されているんです。
ちなみに
[is standing]
ここは現在進行形ですね。
「今まさにそこに立っている女性」
ってことになります。
名詞+過去分詞
名詞+過去分詞の分詞とは?
では次の例文を見ていきます。
〈The painting painted by a little girl won the contest.〉
この文の主語、どこまでか分かりますか。
[The painting] 絵画
どんな絵画かっていうと
[painted by a little girl]
小さな女の子によって書かれた
になります。
小さな女の子によって書かれた絵画は
[won the contest]
そのコンテストに勝った、優勝した
っていう文ですね。
これもさっきと同じで
[by a little girl]
ここまでが主語ってことが取れないと
この文の意味をつかむのが厳しくなります。
分詞とは、<関係代名詞+be動詞> の省略
今回は
[painted]
この箇所が分詞になっているんですが
分詞が苦手な人は
さっきと同じように
「関係代名詞とbe動詞」を補ってみましょう。
すると
〈The painting which was painting by additional girl〉
分かりやすくないですか?
[The painting] 絵画
どんな絵画かというと
[which was painting]
ここ、受動態になってますよね。
「be動詞+過去分詞」になって
「描かれる」になるんですね。
今回は
was(過去形)なので
[was painting]で
「描かれた」です。
分詞が苦手の人は
こんな感じで関係代名詞とbe動詞を補って
ぜひ考えてみてください。
分詞を素早く見抜く方法
<名詞+~ing> 型分詞の見抜き方
分詞は
TOEICのPart6やPart7の長文読解だったり
リスニングでも出てきます。
見たとき、聞いたときに
「これが分詞だな」って分かってほしいんですね。
じゃ、どうやったら分かるのかっていうと
今日の例文を見てもらうと
〈The woman who is standing over there is our new boss.〉
1つ目は名詞の後ろに
すぐにingがきています。
[The woman]名詞
の後ろにすぐに
[standing] ing、が来ていますよね。
もしこの間にbe動詞があった場合
[The woman is standing]
だった場合は
be動詞+ingで進行形になります。
なんだけどbe動詞がないんです。
isがなしでいきなり[standing]が来ている。
名詞の後ろにすぐingが来ています。
この形は分詞なんです。
be動詞なしでいきなりingが来ている。
そしたら「分詞だな」って思って
ing以下が名詞を修飾していると思って
読んでください。
<名詞+過去分詞> 型分詞の見抜き方
そして2つ目の例文。
〈The painting which was painting by additional girl〉
[The painting]
名詞があって
その後ろにすぐ過去分詞が来ています。
[painted]です。
もしこの間にbe動詞 was があったら
[The painting was painted]
その絵は描かれた
になるんですが
be動詞がない。
いきなり過去分詞なので
受動態ではないんです。
[The painting]
名詞の後ろにすぐに
[painted]過去分詞が来ている。
この場合も、分詞です。
なので覚え方としては
名詞の後ろにすぐにingが来ていたり
名詞の後ろにすぐに過去分詞が来ていた場合
「これは分詞だな」と思ってください。
分詞が苦手な人は
関係代名詞とbe動詞を補って考えてみてください。
分詞が苦手な方
私の生徒さんにもすごく多くて
分詞が入った瞬間に
文の構造がつかめなくなってしまう人いるんです。
なので今日の解説を参考に
ぜひ慣れておいてくださいね。
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