こんにちは^^
TOEICコーチの亀本梨絵です。
最近よくいただくご相談で、
「TOEICを受けたいのだけど、なにをどう勉強すればいいですか?」
というものがあります。
今日は、そんなご質問に答える記事を書いてみますね。
まず、この質問をされる方のほとんどが、
「今まで TOEIC を受けたことがない」 とか
「5年以上 TOEIC を受けていない」 という方なんです。
なぜ、実際に試験を受けないのかを聞いてみると・・
「勉強して点数が取れるようになってから受けたい」 という答えが返ってきます。
「いつ頃、受ける予定ですか?」
「うーん、決まってないです」
という感じに会話が進んでいきます。
「いつか受けたい」と思いながら勉強する。
これだと、だらだらと月日が過ぎてしまいがちです。
「試験を受ける」という緊張感もないので、勉強も緊張感のないものになりがち。
さて、どの英会話学校でも共通して、入学して最初に行うことがあります。
なんだと思いますか?
それは・・
・レベルチェックテストを受けて、現在の英語力を知る
・英語学習の明確な目標と期限を決める (いつまでにどうなっていたいのか?)
・目標と現在の力の差を埋めるための、学習プランを立てる です。
つまり、
「今の英語力を知り」→「目標を立て」→「目標達成のためのプランを立てる」
これらを最初に明確にしておかないと、
「何をどう勉強していいのかわからない」
↓
「いいと言われている勉強法をやってみる」 (←今の自分の力に合っているのかは不明)
↓
「勉強しているけど、伸びた気がしなくて、挫折してしまう」
ということになりがちです。
目標設定のTOEIC版は、こんな感じです。
1.今のスコアはいくつなのかを知る (試験を受ける or 自宅で模試を解いて採点)
2.何月の試験で何点を取るのか、の目標を設定
3.目標スコアと今のスコアの差を埋めるための学習プランを立てる
「まだTOEICを受けたことがない」
という方や、
「もう何年も受けていない」
という方は、
まずは、書店で売っているTOEICの模試を買ってきて解いてみましょう。 (やり方は、この記事の後半に書いています)
「TOEIC試験がどんなものなのか?」
「自分は今どのくらいのスコアで、どこが弱いのか」
を知ることが第一歩です。
これと同時に、直近のTOEIC公開試験に申し込んでおきましょう。
TOEICの申し込みは1か月以上前に締め切るので、申し込みしてもすぐには受けられません。
気づいたときにすぐに申し込んでおくのがお勧めです。
また、TOEIC試験は、なるべく毎回受けるのがお勧めです。
「試験を申し込むことで、勉強に緊張感が生まれる」
「スコアレポートを見て、今の力を客観的に知ることができる」
という利点だけではなく、
「試験慣れできる」というのも大事な利点です。
TOEICの試験会場には、独特の進行や、独特の緊張感があります。
就職活動の面接試験と同じで、何度も受けることで慣れてくるんですよね。
試験の緊張感に慣れているかどうかも、スコアに影響してくるので、何度も受けて、試験慣れしちゃいましょう。
次に2の、「何月の試験で何点を取るのか、の目標を設定」について。
模試や試験で、今のスコアがわかったら、
「何月の試験で何点取るのか」の目標を立てましょう。
TOEICスコアは、短期間で一気に上げる方が効果的だと言われています。
できれば、半年以内の試験の目標スコアを立てましょう。
目標の試験日までの学習プランを立てよう
模試の結果や、TOEIC試験の結果から、今のご自身のレベルに合った問題集や参考書を使って勉強するプランを立てましょう。
TOEICスコアは、短期間で一気に上げる方が効果的だと言われています。
できれば、半年以内の試験の目標スコアを立てましょう。
お勧めのTOEIC模試書籍
模試は、書店にたくさん売られていますが、私は、「至高の模試」をお勧めしています。
公式問題集を勧める方が多いのですが、至高の模試は、公式問題集に比べて、いくつか利点があります。
- かなり解説が丁寧+解き方のコツまで書かれている
- 正確なスコアが出せる
- abilities measuredという、どの力がどのくらいあるのかを数字で出せ
- 公式問題集が2回分なのに対し、至高の模試は3回分収録されており、値段も安い
一番の利点は、2と3ですね。
今の力を正確に知るための模試なので、今のご自身のスコアがわかり、更にどの力がどのくらいなのかを数字で見られるのは魅力的です。
もちろん、もうすでに違う模試をお持ちでしたらそちらで大丈夫です。
【追記】TOEIC公式問題集は、リスニングのナレーターが、 本番と同じナレーターなので、耳を慣らすのにお勧めです。
TOEIC公式問題集の音声を聞いて、聞き取りが難しいと感じるナレーターがいたら、 その人の音を何度も聞いて、耳を慣らしておきましょう。
ちなみに、本番では新人ナレーターが登場することもあるので、 本番で聞いたことのない声が聞こえても、焦らないようにしましょうね。
TOEIC模試のやり方
実際の模試のやり方を説明しますね。
模試を、本番を想定して、120分で解きます。
リスニングが45分。 リーディングが75分です。
なるべく本番と同じ状況で解きたいので、イヤホンは使わず、答えはマークシートに記入します。
Part5、Part6を解くのにそれぞれ何分かかったのかも測定したいので、「Part5からPart6に移るとき」と、「Part6からPart7に移るとき」、それぞれ時間を記入しておきます。
あとでそれぞれのパートで何分かかったのかを計算します。
120分たったら、一旦、スコア計算用の回答は終了し、120分で何番まで解けたのかを記入しておきます。
TOEIC模試の結果を分析しよう
解き終わったら、結果を分析しましょう。
分析のポイントは以下です。
★リスニング
・苦手なのは、どのパートなのか
・なぜ苦手なのか(聞き取れない、聞き取れても意味が理解できない、覚えられないなど)
★リーディング
・Part5,Part6,何分時間がかかっているかを、チェック →理想は、Part5が12分。Part6が8分です。
・Part7を使って、ご自身の読むスピードをチェック。
1分間に140語以上のスピードで読めれば、時間内に全問解き終わる計算です。
・読むスピードが遅い場合は、文法単語力の欠如の場合と、英語の語順で意味を捉えられないことが考えられます。
苦手がわかったら、苦手分析のための勉強を中心に頑張りましょう。
まとめ
さて今日は、 「TOEICに興味はあるんだけど、なにからはじめればいいのかわからない」 という方に向けた記事を書いてみました。
まずは、
1.模試や試験で今の力を知る。直近のTOEIC試験を申し込む
2.目標のTOEIC試験と目標スコアを立てる
3.模試や試験の結果から、今のレベルに合った書籍選びや、やるべき勉強を明確にする でしたね。
そして、今日、なによりお伝えしたいことは、 まずは、「TOEIC試験を受けてみよう!」ということです。
一度受けてみれば、なにかが変わります。
本気になります。
本気でやれば結果が出ます。
いつも、応援しています(^^)/