Skypeで、フィリピン人やネイティブ講師と英会話をする
オンライン英会話が流行っていますね。

手軽に英会話ができるので、とってもお勧めです。

でも、実際、オンライン英会話を使って、
英会話力が上がった人や、目標の英語力に達した人は、
どのくらいいるでしょうか。

私のところには、
オンライン英会話をやって、
「英語に少し抵抗がなくなった」などという感想はあるものの、
英語ができるようになったとか、目標の英語力を手に入れた
というコメントは受け取ったことがありません。

じゃ、オンライン英会話はダメなのか?
というと、そんなことはありません。

効果的な使い方をすれば、本物の英会話力を身に付けることができます。

では、どうやって?
今日はそれを解説します。

まずは、オンライン英会話の惜しい使い方から。

1. テキストの会話文を、先生と一緒に読み合わせする

2. レッスン中に、単語や表現を先生に教えてもらう

3. いつも同じ表現を使って話したり、同じような会話をしている

4.その場の思い付きでしゃべって、どんな発言をしたのか覚えていない

1と2について。
テキストの読み合わせや単語や表現のインプットは、
わざわざレッスン中にやらなくても、一人でできますよね?

レッスンで話すテーマについて、使うであろう単語や表現は、
レッスンの前に自習してインプットしておきましょう。
自習の際は、会話しているつもりで声に出して練習します。

そして、事前にインプットしたことをレッスンの会話で使います。

レッスンは、外国人と実際に会話をする場。
スポーツで言うと試合のようなもの。
試合前の練習が、自習や予習です。

私が英会話学校で教えていた時も、
週一のレッスン+宿題だけ頑張る人と、家でせっせと自習する人とでは、
伸び具合が全く異なりました。
自習を頑張る人は、レッスンを重ねるごとにどんどん話せるようになっていました。
是非、レッスンを試合だと思って、試合に向けてしっかりとインプットと発話練習を
頑張ってくださいね。

次に、3と4について。
レッスンは、毎回、目的をもって望みましょう。
今日は、お互いの「仕事」についての話で20分間会話を続けよう、など。
そして事前準備では、ご自身の仕事について説明できるように整理しておきます。
どんな業界で、何年くらい続けていて、遣り甲斐や大変なことはどんなことか、
どうしてその業界を選んだのか、今後の展望など。
これ、日本語でも説明するのが大変ですよね。
そう。
日本語でも言えないことを、英語で言うのは無理です。
なので、まずは、日本語で、言いたいことを整理する。
そして、英語で考える。

言えるようになったら、今度は、ご自分が作った内容に対して、
質問を考えてみます。
どんな質問ができるかな?って。
英語でどういうのかわからないときは、ネットなどで調べればわかることが多いです。

そして、それらの質問に対する回答も英語で考えておく。

ここまでしてから、レッスンに臨みましょう。

レッスンでは、準備していない質問をされるかもしれません。
そんなとき、アドリブで考えて答える練習もできます。
また、先生の仕事の話について、積極的に質問をしたり、話を広げたりを
頑張ってください。

そして、とても大事なのが、レッスンを録音しておくこと。
ICレコーダーやスマホで録音してもいいし、
Skype録音用のソフトもたくさんあるので、それを使って録音します。

上手く言えなかったところは、どう言えばよかったのか調べます。
そして、ブラッシュアップしたら、同じテーマ(今回なら仕事)で、
また、レッスンを予約して、会話します。

「仕事」のネタで、上手く会話できるようになったら、次のネタ。
という風に、自信を持って会話できるネタを増やしていきましょう。

こうしておくと、実際に外国人と会話をするときも自信を持って会話できます。

だって、会話のテーマってだいたい決まっていますからね。
よく話題に上るテーマについて、自信を持って会話できるようになっておけば、
外国人と楽しく会話できるようになりますよ。